グリーがリフォーム事業に参入、工事は提携工務店が担う (2014/12/29)

7月29日の日本経済新聞に『グリー、リフォーム事業参入 工事は提携工務店が担う』という記事が掲載されました。グリーと言えばゲーム会社と言う方ばピンと来る方が多いと思います。これは、工務店、職人には朗報ではないでしょうか。グリーのマーケティング力と資金力でさらに工務店、職人が活性化されたら嬉しいことです。

以下は、日本経済新聞からの出典です。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS) の「GREE」を運営するグリー(東京港)は、子会社「グリーユナイテッドライフ」を設立し、定額リフォームサービス「安心リフォーム いえプラス」(略称:いえプラス)を2014年7月24日に開始した。ウェブサイトで「商品+工事+メンテナンス保証5年間」をパッケージにしたサービスを提供する。工事は全国の提携工務店が担当する。

 「キッチンI型 総額478,000円」「お風呂 総額658,000円」など、料金を総額で表示する。価格には、材料費、工事費用、保険費用、撤去費用、人件費、交通費などを含めている。ただし、既存住宅の状態や立地状況によって追加費用が発生する可能性はあるそうだ。


定額リフォームサービス「安心リフォーム いえプラス」のウェブサイト(資料:グリーユナイテッドライフ)


定額リフォームサービス「いえプラス」のイメージ図(資料:グリーユナイテッドライフ)

 新サービスは、水まわり、床、壁紙など、リフォーム需要が高い分野から提供を始めた。大手建材・設備メーカーの売れ筋商品を中心に取り扱う。水まわりのリフォームをした顧客には、日本リビング保証が提供する5年間の設備メンテナンス保証を標準で付けている。工事についても1年保証を付ける。

■契約は顧客と工務店が交わす

 サービスの流れはこうだ。(1)顧客が「いえプラス」のウェブサイトで希望のリフォーム商品を選び「現地調査」を依頼。(2)提携工務店が現地調査を実施。顧客が希望する商品が施工可能かを確認する。(3)オンライン上で顧客と工務店が契約を結ぶ。


リフォームメニューの一例。気に入ったリフォーム商品を選んで、右下の「現地調査を依頼」をクリックする(資料:グリーユナイテッドライフ)

 グリーユナイテッドライフは、パッケージ商品の開発や、インターネットを活用したマーケティング、現地調査や見積もりの申し込みシステムを提供する。リフォーム工事の契約は、顧客と工務店が交わす。リフォームに用いる商品は、工務店が調達して材工セットで顧客に提供する。

 サービスは、主要都市圏(首都圏、宮城県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県、広島県、福岡県)から開始する。提携している工務店は、サービス開始時点で数十社。年内に300社と提携することで、全国展開を図る計画だ。


 さらに、グリーユナイテッドライフは、賃貸物件のオーナー向けサービスとして、定額リノベーションの提供を計画している。リノベーションブランド「Renotta」を手掛けるクラスコデザインスタジオと提携した。空室率改善に向け不動産管理サポートなどを提供する。

(出典:ケンプラッツ)



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