いつまで続くのか、職人不足は(2014/12/10)

2年前はこんな状況になるとは想像できたでしょうか。

今、建設・土木業界がものすごい勢いで活況に沸いています。2013年10月と1年前でになりますが、建設工事受注額(大手50社ベース)は前年同月に比べて約6割増で、7ヵ月連続のプラスになっていました。2012年度に計上された大型補正予算の執行と景気回復により、公共工事・民間工事とも拡大が続いています。さらに、国土強靱化、東京五輪、リニア中央新幹線など、今後も建設投資につながるイベントが数多く控えています。

その一方で、この活況は業界が抱える構造問題を浮き彫りにしてしまいました。深刻な人手不足に襲われたのです。建設業関連の新規求人倍率はいずれも上昇しており、中でも、型枠・鉄筋など躯体工事にかかわる技能労働者への求人倍率は、昨年10月ですでに9倍を超えました。建設現場で働く労働者の需給は、少なくとも2000年以降で最も逼迫している状況です。

果たして、この状況はいつまで続くのでしょうか。
(参考文献:週刊東洋経済)



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